"2024 1.0.1、インポート中に複雑なデータを最適化・
簡素化する高度な機能を提供 "
リリースのハイライト:
Data Prep が正式にリリースされました
データ・インポートの新たな未来を開拓
スペイシャルの 3D InterOpの最新アドオン製品である Data Prepが、 アルファ版のリリースを経て正式にリリースされます。 Data Prepは、モデルから小さなボディを除外、小さな穴やフィレットの除去、重複ボディのアセンブリ構造への変換、といった機能を提供します。
過去3カ月間に渡るお客様の関心調査の結果、インポート中にデータを簡素化・最適化するツールに対する市場ニーズが確認できました。弊社は、Data Prepに今後も投資を継続し、機能を拡充する予定で、以下のような機能を順次リリースしていく予定です。
- 必要とされるフィーチャーを維持しつつデータ量を削減する機能。マルチフィジックスおよびプロセス・シミュレーションなどのためのデータの準備時間を短縮します。
- ファイルの読み込み時に、ポリラインを連続曲線に変換する機能。メモリ消費量を抑え、正常にインポートします。
- Data Prepの機能、例えばフィーチャーの除去等による、モデル縮小を回避するオプション。衝突検出の精度を確保します。
- Data Prepによってモデルチェンジなどの詳細ログ情報を得ることができます。
Data Prep の今後の機能拡張のご要望につきましては、アカウント・マネージャーにご連絡ください。
Data Prepに関する詳細情報および新機能、ファイル形式のサポートにつきましてはスペイシャルにお問合せいただくか、下記リンクから更にスペイシャルのSDKについて確認いただけます。
3D InterOp がBIMと製造のサポートを拡充
新たに NavisworksとDXF/DWG 図面の出力をサポート
最新リリースでは、BIMのお客様がNavisworksファイル読み込み、DXF/DWG形式で図面を書き出すことができます。 この機能は主に図面で製造を管理している環境には便利な機能です。さらに、Parasolidベースの3D InterOpでLinux プラットフォームがサポートされます。
製造アプリケーションは、穴パターン メタデータを利用して、穴あけ、切削、切断、パンチングなどのマシニング加工を自動化します。3D InterOpの最新リリースのCreo Readerでは、点パターンとテーブルパターンをサポートします。
外部パートナー様による、より多くのフォーマットサポートが可能
3D InterOp の拡張機能によって、パートナー様が、現在サポートされていないファイル形式のリーダーやライターを開発することができます。スペイシャル外部で実装されたリーダーやライターは既存の形式と統合され、BREPおよびグラフィックスデータをシームレスにやり取りできます。リーダーおよびライターのカスタム開発に関する詳しい情報につきましてはアカウント・マネージャーにご連絡ください。
パッケージサイズの最適化
バンドルされているファイル形式の全てをサポートする必要がないお客様を対象に、様々なCADフォーマット毎に最小限のライブラリの一覧を提供します。これにより、アプリケーションに同梱するライブラリの数を最小限に抑え、エンドユーザーのディスク容量を節約できます。例えば、IGESとSTEP形式のみをサポートする場合、インストールするライブラリのサイズを70%減少させることができます。 この機能はACISベースの3D InterOpのみを対象としている点に注意が必要です。
3D InterOpの新機能の詳細につきましてはスペイシャルにお問合せいただくか、下記のリンクをご確認ください。
3D ACIS Modeler で多面体モデリングを改善
多面体シートボディの厚み付け
積層造形やEDAのワークフローは、しばしば、2D表現の部品を入力するところからスタートします。部品をプリントしたり、シミュレーションしたりする際、実際の厚みでリアルな3Dのオブジェクトを生成すると便利です。最新リリースでは多面体シートを厚み付けするAPIが提供されています。
入力:値指定で厚み付けされる対象のシートボディ | 出力: 定義された厚みでソリッド化 |
新しい多面体の集合演算
ACISに、2つの多面体ボディの交差グラフを演算する機能が追加されました。2つの多面体ボディを結合して1つの多面体ボディにすることができ、後工程の効率化にも役立ちます。
入力:二つの交差する多面体ボディ | 出力:緑の交差するアウトライン |
ACIS Modelerの機能の詳細につきましてはスペイシャルにお問合せいただくか、下記リンクより更にSDKの詳細を知ることができます。
CGMが提供する製造自動化および
シミュレーションツールの拡充
フィーチャー認識/除去機能の強化
ユーザーが業界の要件に応じてフィーチャー認識機能の挙動をカスタマイズできるようになりました。業界の要件を設定することでフィーチャー認識が最適化され、ホワイトボディー、マイクロメカニクス、土木工学などの様々なアプリケーションで、より良好な結果が得られます。また、最新リリースでは面取りを除去する機能が追加されました。
積層造形向けに多面体モデリングを改良
最新リリースでは、多面体に対するヒーリング機能やオフセット機能について、頑健性と処理速度が向上しています。それぞれの機能について、特定の構成に合わせて処理速度を最適化するオプションが利用可能です。
新しい中心線生成オペレータ
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入力:円形断面ソリッドエルボ配管 | 出力:エルボ配管の中心線生成 |
CGMの機能詳細につきましてはスペイシャルにお問合せいただくか下記リンクからSDKの詳細をご参照ください。
CSM/CVM: 直交コア・ワークフローの改善
CVMでは内部領域を直交要素(軸合わせした六面体)を生成してメッシュ化する機能を提供します。表面は正確な三角形メッシュとして、内部の大部分は直交メッシュとして生成されます。それによってサーフェスには正確な三角形メッシュ、ボリュームメッシュの大半には直交要素が生成され、多くの場合六面体の割合が高くなります。従来この直交要素のサイズは、表面メッシュ要素のサイズに基づき自動的に決定されていましたが、最新リリースでは直交メッシュの要素サイズをユーザーが制御できるようになりました。
様々なサイズの直交内部要素
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CSM/CVM機能の詳しい情報についてはスペイシャルにお問合せいただくか、下記リンクよりSDKの詳細をご確認ください。